アラバマの涙


おー、とんび鳴いた

かくれんぼで取り残された子、酉の刻

わしづかみの砂よろしく

ひなびた気迫だけが 

いっさい抜け落ちなかった

ってほどでもなかった

もういいよっとっとっと


勤めに出たらば酒を飲もう

ふらっと寄ったように気取ろう

フラット気味に歌はずすの

もういっちょ前です


そっからいいこともあった むしろ数多あった

毎日っくたっくちっくたっく


この仕事もそろそろ終わる

駆け出し見習いの三男坊

少しずつ世の中も変わる

誰かの涙だけは見たくなかった


時間とは 暮らしとは 誰かとは 気持ちとは


しょうもないて何、その言い方

アラバマくんだりの酒場

ラッパ吹いてたのかつては

髪の毛もふさふさで

おっさん調子に乗ってた 正直乗ってた

あの頃ころころころ


この仕事もそろそろ終わる

駆け出し見習いの三男坊

少しずつ世の中も変わる

自分の涙それは流したかった


時間とは 暮らしとは


2017©BATCH-GOODE.YAMAMOTO

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